CLAP YOUR HANDS

いい気になってる時が イチバンいい顔してるんだから

福田悠太さん、初単独主演舞台開幕おめでとうございます

久しぶりにブログを書く。今日みたいな日は書かなくてはいけない日だ。

昨日、福田悠太さんの初めての単独主演舞台の幕が開いた。すごくおめでたくて、すごく嬉しい。発表されてからずっと、今日までふわふわしていて実感が無い。機会や時間が無くてフライヤーを手にしなかったからかもしれない。いや時間なんてものはいつだって作ることが出来たのに、わたしは敢えて手に取らなかった。積極的に福田さんにまつわる情報を得ようとしなくなったのだ。それは好きじゃなくなったからではなくて、程良い距離を置こうと思ったから。

<このブログは以下、言い訳のような自分語りがだらだらと続きます。まだ観劇していないので舞台の感想はこれっぽっちも出てきません。>

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「縁 ~むかしなじみ~」の話 / 初見の感想

タイトルは言わずもがな、ふぉ~ゆ~の主演舞台のタイトルだ。わたしのブログを読む人はだいたいふぉ~ゆ~が好きな人たちだろうから、別段説明はいらないと思うけれど念のため。そしてもう一つ念のために書いておくと、基本的に福田悠太さんの話しかしていません。あしからず。

9月11日、シアタークリエにてふぉ~ゆ~三度目の主演舞台が幕を開けた。ひとつ前の記事であれやこれと好きなように恨みつらみをを書いたものだが、やはり舞台が始まることは楽しみだった。ステージに立つ福田悠太が見られるだなんて、3月末以来だから嬉しくて嬉しくてたまらなかった。とはいえ、わたしの初日は次の日の12日昼公演だったのだけど。

圧巻だった。感動した。すごかった。待ち望んだ風景が、そこにあった。

語彙力が全て吸い取られて、何も言えないのが正直な感想だった。何より本当に自分の目で福田悠太の勇姿が見れたことが嬉しかった。スタートは意外な所からだったものの、演技をしていると思うだけで泣きたくて仕方なかった。我ながらちょろすぎてひどいと思う。ステージ上の一挙手一投足を逃したくなくて、ストーリーは脇に置いたままひたすら彼の姿を追いかけていた。初見だったので、そういう気持ちになっていた。でも結局涙ぐんだりしていたので、ストーリーも楽しんでいたのが事実だ。

個人で舞台に出た二人と、そうでない二人の間に格差が出来てしまうのではないかと、わたしはずっと不安に思っていた。彼ら二人が知らない演技指導を受けていることがアドバンテージとして浮き彫りになっていたら……そう思うと不安で、心配で、そしてそんなことを考えている自分が悔しかった。そして蓋を開けてみると、そんな自分が情けなくて恥ずかし貸しくなった。何を考えていたのだろう、申し訳ないと。何故なら福田さんも、松崎さんも正真正銘のプロだったからだ。約半年の間、遊んでいたわけではないとその姿で示してくれた。辰巳くん、越岡さんに見劣りなんて全くしていない。むしろ彼らはのびのびと、「この役の人生を今まで生きてきたのだ」という風に演じていたようにも感じられた。福田悠太ではなく、鳴海大樹がそこにいた。

最後のダンスは何と表現するのが良いのだろうか。宣伝文句よろしく「魂のダンス」と言えば良いのか、一世風靡セピアを彷彿とさせる和を基調とした踊り、と言えば良いのか、正解は分からない。ただその「だんない節」という、四人にとってあまりなかっただろうジャンルのダンスに感動した。ストーリーの展開的にも四人それぞれの熱い思いが込められていることには違いないだろう。それぞれの気持ちにけじめをつけるため、自分たちのために踊っている。だから役としての思いがある上に、生身の彼ら四人の気持ちも上乗せされているのでは、と感じたのだ。とくに福田さんからは、そういった気迫がこれでもかと感じられた(ちなみに今まで数度観劇しているものの、いまだにだんない節は福田さん以外見れた試しがない)。

だんない節を踊る福田さんには、一生懸命という言葉が似合う。意味としては一所懸命かもしれない。そして大樹として乗せる気持ちは、想像がつく。だけど福田さん自身になると途端に分からなくなる。この半年分の思いなのか、それとも将来に向けての思いなのか、はたまた全然違うのか。でも彼は全身全霊で踊っている。だからこちらも息を飲んで、その姿に見入ってしまう。もともと踊る姿が好きなのだから仕方ないけれど、羅針盤でもREPAIRでも、そしてShockでも見なかった表情がそこにはある。

福田さんはどんな思いを持ってこの舞台に臨んでいるのだろう。これが初見の感想だった。

舞台は幕を開けてから進化を続けていて、まったく同じステージは無いようだ。それは手を加えられた部分であったり、ハプニングやアドリブなど理由は様々だけれど「舞台は生き物」だから。事務所の人ではない役者の方々と切磋琢磨して、そういうことに対応していく姿を見れることはとても嬉しい。どうか良いものを吸収して、今後の人生に役立てていってほしい。そしてどんどん魅了してほしい。

好きだ。わたしは福田悠太という人のことがとても好きだ。だから色々な姿が見たい。色々な役柄を演じる姿が見たい。もちろんアイドルの姿も見たい。ふぉ~ゆ~に与えらるこの先の未来が、ただの夢物語ではないことを切に願う。双眼鏡で四人だけの景色を見た時、胸に去来した切なさと喜びと色々なものが綯い交ぜになったあの感情は忘れられない。

 

 

もし、この舞台を観に行く予定がないという人がいたら、ぜひ観てほしいと思います。損はさせない……なんて大口は叩けないけれど、30歳を目前に控えた彼らだからこそ演じられる舞台です。チケットを譲りたい方もたくさんいらっしゃって、場合によっては定価を割れた金額でお譲りされる方もいるようです。お時間やお財布に余裕があれば、ぜひ四人の勇姿(ひとりにフォーカス絞りまくった文章の後に言えることではないですが……)を見てくださると、ひとりのふぉ~ゆ~ファンとして嬉しく思います。

 

自分語りはご法度と分かっていますが、最近の自分の話をします

2016年5月26日、ふぉ~ゆ~の主演舞台が発表された。9月~10月にかけて行われる「縁 ~むかしなじみ~」という舞台だ。配役も同時に発表されて、お酒が好きな福田さんが居酒屋で働く役どころなので、とても楽しみに思っている。

そう思っているのは確かなのだが、4月1日から、というか3月31日の夕方くらいからわたしはずっと無気力だ。なんだかずっとぼやっとしていて、ひたすらに魂が抜けているような気がしている。目も半開きな気がする。家と会社の往復を続けているだけの平日と、友人と出かけたり、部屋の掃除をする休日を繰り返している。それはもちろん生活として悪いものではないと思うし、その間に「滝沢歌舞伎」やら「寝盗られ宗介」、「ボクの穴、彼の穴」を観に行ったりもしているから「オタ卒」はできていないのだけど。

しかし、担当の明確な次の現場を与えられないと、わたしという人間は抜け殻のようにこうなってしまうのか、と気付いたのはつい最近のことだ。

3月はずっと「次の現場のお知らせがあるものだ」と期待していた。2月に辰巳くんと越岡さんがEndless SHOCKに出演している最中に次の現場、しかも個人仕事が発表されたから、きっと福田さんと松崎さんにもあるはずだ、と信じて止まなかった。その気持ちも3月31日に近付けば近付くほど萎れていったのだが。

信じたのはわたしの勝手だから、裏切られたと思うことは失礼な話だ。そもそも裏切ってなんかない。だってそんな約束はどこにも無かった。でも期待をするなとも言われていない。自担に期待をして何を悪いのだ。この数行だけでも矛盾だらけ。良い子の顔をしていたいわたしと、本音のわたしが脳内で喧嘩していたのだった。

ふぉ~ゆ~にはテレビとラジオで毎週のレギュラー仕事も、月刊テレビ雑誌での連載も、ジャニーズウェブでの毎週の連載もある。デビューしていないジャニーズJr.だというのに恵まれた環境にいる。それは分かっている。分かっているのだけど、一度美味しい思いをすると人はまたをそれを味わいたいと思ってしまうのだ。そういう意味では2015年はとても美味しい一年だった。現場期間中に絶え間なくお知らせされる次の現場。テレビ番組でもたくさんの経験をさせてもらい、ファンとしても知らない表情が伺えてとても充実していたのだ。2015年はジャニオタ的にとても楽しかったのだ。

しかし2016年は(福田さんと松崎さんに限って言えば)、4月1日から5月26日までぽっかりと空いてしまった。こうして文字にして気付いたのだが、この間は約2ヶ月。たったそれだけの期間だというのに、寂しく思ってしまったわたしはやはり失礼なのだろうか。大人しく良い子で待つことが出来ない、ダメなファンなのだろうか。

寂しさを加速させたのが、辰巳くんと越岡さんの個人仕事にあった。これはもちろん二人はもちろん二人のファンの皆さんも含め悪いところなんて全くないし、絶対的にわたしの自分勝手な思いなので聞き流してほしい所なのだが……簡単に言うと嫉妬だ。Twitterを見ていれば流れてくる雑誌の掲載情報、チケットの交換・譲渡希望、他のキャストの皆さんが更新したTwitterInstagramのリツイート等、否が応でも仕事の有無を見せつけられて、見れば見るほど落ち込んだ。そして「彼にあって、彼になかったものは何だったのか」と、わたしが考えてもどうしようもないことを考えて、自分の無力さと馬鹿馬鹿しさにさらに落ち込んだ。ついでに言うとやがて訪れたクリエ期間にも落ち込んだ。同じようにJr.を応援しているのに、みんなには楽しい現場があって羨ましい、と毎日のように歯噛みした。自担を観にクリエに行った周囲の人たちに八つ当たりもした。楽しい思いに水を差してしまい申し訳なかったな、と今は思う。

もちろん個人仕事のお知らせは毎日待っていた。朝目覚めれば、眠っている間に解禁があったかもしれないとTwittergoogleでフルネームの検索をして、夕方頃に配信されることが多い事務所からのメールにいちいちソワソワしていた。そんな毎日を繰り返していると、やがて福田さん自身や、嬉しいお知らせをされる場面を夢に見たりするようになった。何度かあまりにもリアルすぎる夢だったものだから、目が覚めて何が何だか分からなくなったこともある。

そんな毎日に疲れたのが5月の中旬頃のことだ。わたしは思い切ってTwitterから離れることにした。流れてくる情報を自分からシャットアウトすることで、自己防衛としたのだ。でもアカウントを消す勇気もなく、アプリを消すことも出来ず、結果としてiPhoneの常駐アプリから外すに留め、右にスクロールし続けた一番奥のページにぽつんと一つだけ、Twitterのアプリを置いておいたのだ。約1週間、まったくTwitterを見なかった。めぼしい情報はSnow manの阿部くんが好きな姉が教えてくれたから、茶の間に毛が生えたような生活を送っていた。

だから26日の新聞発表も、きっと他の人からかなり遅れて知ることとなった。会社の昼休みにスポーツ新聞を買いに行って、それで実感した。主演舞台。9月。地方公演、名古屋。はっぴ。胸毛。ダンス。居酒屋。その一つ一つを噛みしめて喜んだ。嬉しかった。待ち望んだ現場だから。……それなのに、なんだかちょっと悔しかった。

やはりわたしは、福田さんの個人仕事のお知らせを待っていたのだ。福田さんがふぉ~ゆ~のくくりではないステージに、ふぉ~ゆ~の代表として立っている姿が観たかったのだ。個の力をつけて、それを経てから4人のステージに還元してほしかったのだ。もちろんそれは松崎さんも。今のままでは辰越、福松で差がついてしまうような気がして怖い。本人たちにそんなつもりは無かったとしても、「やっぱり外部舞台があったからね」とどこかで言われてしまう未来があるような気がして怖いのだ。どこぞのデビュー組でも取り沙汰された「格差」が生まれてしまったらどうしよう。わたしの根がネガティブなものだから、そんな不安ばかり付きまとう。

正直な話をすると、福田さんと松崎さんはゴゴスマでも結果は残していない。わたしの目には、福松ペアは最初から惨敗続きに見えている。ここ数週間は世間を賑わすニュースのせいもあり、2時間番組のうち最初の1時間は某会見に取られてしまっているとは言え、しかし彼らはただ座っているだけで気の利いたコメントも言わないし、おそらく番組的にも彼らにそう言ったものは求めていない。もしかしたら、難しい顔をして座っていればオッケーなのかもしれない。残念ながら番組の構成そのものに首を傾げたくなる時もあるけれど、強制的に福松がペアになるこの期間が正念場だと思っていたのに、とても悔しい。せめて場数を踏ませてくれたら、上手くなるものもあるというのに。

福田さんは今さなぎのような状態で、羽ばたける時を待っているのだと思う。でも、ただ待っているだけでは蝶にはなれない。もちろん何もしていないわけはないと思うし、そう思いたいのが事実だけれど、チャンスをつかんでモノにしてほしいのだ。9月の舞台も進化のきっかけは落ちているだろうから、羽ばたく準備はしていてほしいものだ。大好きだから信じていたい。羽ばたくところが見てみたい。エゴという名の声援が、多少でも追い風になればいいのにな、と思っている。

ちなみにTwitterは辰巳くんと越岡さんの出演舞台がそれぞれ完全に幕を降ろすまで、たまに見る程度に留めるつもりだ。越岡さんの舞台はご縁がなくて観に行けないのだけど、辰巳くんの舞台は観に行く予定なのでそれならいっそ思う存分嫉妬して、9月までのバネにしたいと思う。

 

 

今日、福田担のお友達とさんざん話して喋って語って、嫉妬してもいいのだと言ってもらえたので勇気を出して文字にしました。こうすると結構すっきりできたので、目をもう少し開くことにして、ちょっとでも前向きに9月を迎えられますように。

 

1月25日のラブレター

ふぉ~ゆ~ 福田悠太 様

拝啓 日本の南の島でも雪が降るほど、寒さの厳しい日々が続いていますね。近頃いかがお過ごしでしょうか。お風邪の加減はいかほどなのか、心配してしまいます。きっとSHOCKの稽古に励まれる日が多いかと思いますので、休める時にはしっかりと体と心を休めてくださいね。

 突然ですが、これはラブレターです。とはいえ愛の告白をするつもりではありません。ですが後から読み返すと、とても恥ずかしいものになるだろうと思うのです。深夜のテンションで書いたものほど、そうなる傾向があるのはご存じでしょう。これもまさにそれです。もちろん宛名はあれどご本人に送るものではないので、わたしの独り相撲でしかないのですが。

 ラブといってもこの文章は恋愛としてのラブではなく、親愛というか、尊敬というか、恋愛とはまた違ったベクトルの「好き」が詰まっている。そういうことです。

 今日は1月25日です。福田さんが気にされているかは分かりませんが、今日は福田さんがジャニーズ事務所に入所した日とされています。数えてみるとなんとこれで18周年ということになります。じゅうはちねん。口に出すと秒もかからず言えてしまう単語ですが、単純に計算しても365×18=6,570日、つまり157,680時間、つまり9,460,800分という考えられないような時間になります(算数は苦手なので計算が間違っている可能性もありますが、とにかく途方もない数字です)。たくさんの一日が積み重なって今日がやってきました。18年。人生の半分以上、ジャニーズジュニアとして活動されているのですね。18年。福田さんにとってどんな長さだったと言えるものなのでしょうか。

 辞めたいと思ったタイミングがきっとあっただろうと、思うのです。ふぉ~ゆ~の他のメンバーが思ったように、福田さんにもあったはずです。「自分みたいな……」と思ったことがある、と以前滝チャンネルで拝見しました。その他にも色々な葛藤が生まれたタイミングはあるんじゃないか、と邪推してしまいます。18年という歳月は、それが出来てしまうような期間なのです。

 それでも福田さんはジャニーズ事務所に所属し続けることを選択してくれました。語弊があったら申し訳ないのですが、いまだにデビューせず、「ジャニーズジュニア」という肩書の元で活動してくれています。オリジナル曲があろうが、主演舞台を務めようが、事務所内ではジュニアなのです。それでも福田さんはジュニアとして、そして「ふぉ~ゆ~」としてテレビ、ラジオ、雑誌、舞台等で活躍してくれています。きっと今後も、どうすれば良いのか、どうしたら自分たちにベストな結果が出るだろうか、と考えてくれているはずです。そういった行動すべてに対して上手い言葉が見つからないのが心苦しいですが、ありがとうございます、と深く深く頭を垂れてしまいます。ずっといてくれなければ、わたしが福田さんを応援することもありませんでした。応援することが生活の軸の一本になってるなんて(もちろん福田さんはそんなこと知らなくていいのですが)、そして日々が様々に彩られているなんて、もはや感謝の言葉しか浮かびません。ありがとうございます。何度だって伝えたい言葉です。ありがとう。ジャニーズでいてくれて、本当にありがとう。

 謙虚で、照れ屋で、自由で、そして頼れるリーダー、福田悠太さん。わたしはあなたの長い活動年月のほんの数年しか知らないけれど、今日という、ある意味二つ目のお誕生日に言葉を贈れることがとても嬉しく思います。

 18周年、おめでとうございます。どうかこの一年も充実した、素晴らしい一年になることを心より祈っています。福田の福は幸福の福、どうかご自身にとって最大で最高の幸福がありますように。

 敬具

2015年に行ったコンサート、舞台などまとめ

わたしは整理整頓が苦手だ。今も荒れ果てた環境の中、PCでぽちぽちと文字を打っている。だからチケットの半券も半年以上整理されていなかった。だからまとめをするのは、チケット整理をする口実だ。かろうじて同じところに放り投げていたので、まとめることは楽だったのだけど。わたしの掃除へのやる気スイッチ、本当にどこにあるのかしら。

 

2015年1月

「Johnnys' Countdown 2014-2015」@東京ドーム

KinKi Kids M Concert 2014-2015」@東京ドーム

「2015 新春 JOHNNYS' WORLD」@帝国劇場

「★さよなら!~青山劇場 ★ PLAYZONE 30YEARS ★1232公演」@青山劇場

2015年2月

「Endless SHOCK 15th Anniversary」@帝国劇場

「『ザ少年倶楽部』スタジオ収録 番組協力」@NHK

2015年3月

「Endless SHOCK 15th Anniversary」@帝国劇場

 2015年4月

「広島に原爆を落とす日 プレビュー公演」@シアター1010

「広島に原爆を落とす日」@サンシャイン劇場

「ジャニーズ銀座2015(ふぉ~ゆ~)」@シアタークリエ

2015年5月

「ジャニーズ銀座2015(ふぉ~ゆ~)」@シアタークリエ

「ジャニーズ銀座2015(TJ弟組*1)」@シアタークリエ

KAT-TUN 9uater LIVE 2015 in TOKYO DOME」@東京ドーム

A.B.C-Z Early summer concert」@国立代々木競技場 第一体育館

2015年6月

A.B.C-Z Early summer concert」@大阪城ホール

2015年7月

ファウスト~最後の聖戦~」@東京芸術劇場プレイハウス

2015年8月

「壊れた恋の羅針盤」@銀座 博品館劇場

「Summer Paradise in TDC『A.B.C-Z Ha"SS"y★Concert』」@TOKYO DOME CITY HALL

「Summer Paradise in TDC『A.B.C-Z はじめようA to Zを!!』」@TOKYO DOME CITY HALL

2015年9月

「DREAM BOYS」@帝国劇場

「少年たち」@日生劇場

「Endless SHOCK 15th Anniversary」@梅田芸術劇場 メインホール

 2015年10月

「ABC座 2015」@日生劇場

2015年12月

「REPAIR ~アナタの人生、修理(リペア)しませんか?~」@シアタークリエ

「REPAIR ~アナタの人生、修理(リペア)しませんか?~」@シアター・ドラマシティ

「JOHNNYS' WORLD」@帝国劇場

 

以上がわたしが足を運んだ2015年のジャニーズのコンサートや舞台などだ。細かい公演数は自分がビビるので割愛する。こうやって並べてみると好きなものが顕著に表れているので、自分でもなるほどな、と頷いている。A.B.C-Zとふぉ~ゆ~が好き。おそらくこれはしばらく変わらないので、2016年も似たようなものになると思う。

また遠征は上記では3回(アリサマ大阪、SHOCK梅田、REPAIR梅田)で全て大阪に集約されている。かといって大阪に詳しくなったかと言えば、まったくそんなことは無い。梅芸まで迷わず辿り着けるようになるのは遠い未来の話だと確信がある。さらにジャニーズではない別のアーティストのライブのために、実は仙台と博多にも飛んでいるので2015年の遠征総回数は5回だ。これは行き過ぎたような気もするが、後悔はしていないのでとりあえずは良しとしている。

5月と8月は週末が来るたびに何かを観に行っていたようなものだった。とても楽しかったけれど、年齢を重ねるごとに体調を崩しやすくもなっているので、今後スケジュール管理は気を付けていきたい。詰め込み、よくない。

しかし5月のKAT-TUNには行っておいてよかったと今になって強く思う。わたしはあの4人だと田口くんの手足の長さを生かした、一切妥協の無いダンスが一番好きだ。きっとあの時点で彼の中ではジャニーズタレントとしての終幕を決めていたのだと思うと、挨拶での涙も合点がいくというものだ。アイドルとしての彼を見ることが出来て本当に良かった。

8月の橋本くんのソロコンもとても良かった。体のシルエットが変わったことに驚きはしたけれど(そして早く戻ればいいのに……と思ったことも事実だけど)、歌とダンスとMCと全部メインは橋本くんだけというのが新鮮だった。ファンが聞きたいと思っていた曲、本人が歌いたい、踊りたいと思った曲、それらのマッチングが絶妙で、橋本くんが考え抜いたセットリストに大満足だった。そしてその後に5人での公演があったという流れも秀逸で、どこかほっとしたような、でも成長しているような雰囲気の橋本くんと、見守っていたお兄さんたちの関係性があったように思う。それを見て、やっぱりA.B.C-Zを応援するのはやめられない、たまらない、と思った。

コンサートの数が圧倒的に少ない一年だった。それは好きな人たちがいわゆる、舞台班、であるからだ。だから2016年は是非にその人たちにコンサート、ライブをしてほしいと願っている。うちわ……は分からないけれど、ペンライトを振って踊りたい。拍手だけじゃ物足りないのだ。黄色い声は出ないのが申し訳ないが、イエーイだったら任せてくれ。渾身のイエーイを叫ぶから、2016年はどうか歌って踊るところが見れますように!

 

*1:Travis Japanの年下5人、宮近海斗・阿部顕嵐・梶山朝日・中村海人・吉澤閑也 ※券面通りの並び順。本文では長くなってしまうので割愛しました。失礼いたしました。

悠嶋トオルと福田悠太について ~舞台「REPAIR」の感想

ふぉ~ゆ~主演舞台「REPAIR ~アナタの人生、修理しませんか?~」が(たぶん)大好評のうちに閉幕した。大阪の梅田芸術劇場シアタードラマシティでの大千秋楽公演で、ラストシーンを終えたステージへ拍手を送りつつ何故かわたしも充実感を味わっていた。その理由はきっと自分の中での初日と大千秋楽の「印象の違い」にあった。

わたし自身、東京と大阪の公演を数回ずつ観劇した。繰り返してしまうが、初日と大千秋楽ではわたしの中でのこの舞台の印象が大きく変わった。とはいえ、残念ながら今回も福田さんしか見ることが出来なかった。けれど見た当初、まったく感想が浮かばなかったのだ。何も知らずに観に行って(初日公演なのだから当たり前だけど)、あまりの衝撃の大きさに言葉が何も生み出せなかった。一夜経ってからやっと落ち着いたのかTwitterではポエムを書き散らしてしまい、フォロワーの皆さまにはいつもながらTL上でご迷惑をおかけしていて申し訳なく思っている。

閉幕を見届けて数日が経った。やっと何かしらの言葉が浮かびそうなので、今度はブログでポエマーになろうと思う。もちろんのごとく感想の中心は福田悠太さんである。またあらすじなんかは他の方のブログや、Twitter等をご覧いただければ幸いだ。無論みなさん観劇済だろうとも思っているが。

 

 

福田さんには「トオル」という役が与えられた。高そうなスーツ(ネイビー×シルバー系のストライプ地のベストとパンツなのでおそらくスリーピース。スーツよりかは太いストライプのネクタイ、シャツは何色か忘れた)を着ていて、彼が自分より下の立場だと判断した人間のことを見下して、そんな人だから案の定プライドが高くて、初見だと序盤は本ッッ当に心底から嫌な奴だと思った。

まずこれが第一の衝撃だった。まさか福田さんがこんなに嫌な人間の役ができるなんて!? と驚いたのだ。これは今になっても本当に申し訳ないと思っていることだ。わたしは今まで自分が見たことのある一面だけで判断して、福田さんのことを完全に買い被っていたのだ。福田さんの中にある演技の引き出しの数なんて知らないくせに、「SHOCKのフクダ」と「羅針盤のアンリ」だけしか知らないようなものなのに、ああ今考えても恥ずかしいし悔しいし申し訳ない。わたしはもっと福田さんの可能性に目を向けるべきだった。つい目の前の出来事にいっぱいいっぱいになりがちで、その他を見ることが苦手ではあるけれど、まさか担当の可能性に目を向けていなかったとは失礼なことをしていたものだ。わたしは福田さん(そしてふぉ~ゆ~)の前に開かれている明るい景色を夢見ていたいのに。ということで、まずわたしのそこがREPAIRされた。

ステージに役者が出揃った。登場人物はたった七人。そのうち、四人がふぉ~ゆ~だ。他の三人はベテラン俳優と言って間違いない西岡徳馬さん、舞台経験豊富な林田一高さん、抜群の可愛らしさと表情で魅せてくれた唯月ふうかさん。この強力な三人にふぉ~ゆ~は支えられていたし、四人で一つの大黒柱を務め上げていたと思う。加えて演出の方も脚本の方も著名な方だ。こんな環境で四人が成長しないわけない。しかも羅針盤のような直球のコメディではなく、シリアスな要素も含まれたこの舞台。なおかつ四人に与えられた役は、本人のパブリックイメージには無いものだった。前述のとおり、知らなかった引き出しの中身を存分に見せてくれて、何でも重く捉えがちなわたしには非常に美味しい舞台でもあった。いちいち感動できるのでこんな世界も悪くは無い。

トオルというキャラクターは、賢い人間だ。「大学でスペイン語学科だった」というくだりがあるとおり、彼は大卒で正社員として自動車メーカーの広報セクションに配属され、数年間同じ部署で働いていたと台詞から予測できる。また言葉で説明はされないものの、トオルの頭の出来について察することが出来るシーンがあった。話すことが出来ない少女・ミクと白バイ警官・マコトが兄妹であることが明かされるシーン。ダイスケがマコトに「お前は何者だ」と詰め寄る時にトオルは「あのねぇ」と説明し始める素振りでダイスケに近付くも、勢いに負けてしまい口を挟むことが出来なかった。ここだ。少なくともトオルは彼ら二人が兄妹であることを察していたのではないかと思う。マコトの口から「俺や母さんがどれだけ……」という言葉もあったので、わたしも初見の時は「もしかしてこれは」と思ったものだし、おそらく皆さんもそうだったのだと思うが。これも、衝撃の一つだった。福田さん自身は大学に行っていない。いつかのぴたラジでも他の三人が大学に通っていたことに対し「いいなぁって思ってた」と言っていたように記憶している。そんな彼が大卒で、良いスーツを着て、しかも優秀な会社(レーシングチームがあるくらいだから、大きくて社員をたくさん抱えている一流企業なんだという妄想。何より自動車メーカーだし)に入社するなんて、もしかしたらあったかもしれない未来だし、または重く捉えれば福田さんが選択できなかった未来を演じている。そう思ったら「ジャニーズでいることを選び続けてくれてありがとう~~!!!!」と感謝せざるを得なかった。そして同時にサラリーマンの福田さんを疑似体験出来て、とても嬉しかった。スーツかっこよかったなぁ、でへへ。腕時計も左に嵌めてたし(普段は右にしている)、イライラして革靴のつま先を貧乏ゆすりしてるのも本当に嫌味なサラリーマンだった。

そして最大の衝撃は、トオルにとって最悪の知らせを耳にしたあたりから始まっていた。言わずもがな「監督にからかわれていた」ことが分かったくだりのところだ。

あんなにも意気揚々と階段を上り、部屋の中に入っていたトオルだったのに。扉を再び開ける時には笑顔なんて消え去って、無表情で階下のやり取りをぼんやりと見つめていた。一度あの顔を知ってしまうと、他のところがなかなか見れなくなる表情というか視線だった。初日でわたしが一番感動したのはここだった。嫌な奴から一転して、逆にこんな表情まで持ち合わせていたなんて。演技で涙を浮かべることが出来るなんて、やはり考えたこともなかったのだ。もちろんそれこそ自分のものさしでしか福田さんのことを見れていなかったということだ、今後への教訓にもなった。ステージ上のトオルはあんなにももったいぶって明らかにした自分の身分、つまり自分の居場所の証明書だった名刺を二階から落としていた。はらはらと空気に乗ってゆっくりと落ちていく名刺を見つめるトオルが、とてもさみしかった。しかも自虐めいた独白で他の者を寄せ付けない雰囲気を醸し出し、言ってるそばからおそらく監督や自分に対しての悔しさが抑えきれなくなったのか、「クソーッ!」と涙目で大声を上げる。つらかった。トオルの感情を考えてもつらかったし、それを演じている福田さんが涙目になっていることもつらかったし、想定外だと驚き混乱している自分も福田さんに対して恥ずかしくて、つらかった。

ただし、その涙目は初日から回数を重ねるごとに涙の膜が薄くなっていたような気がしていた。たまたまわたしが観劇した日、公演だけがそうだったのかもしれない。でももしそうだったとしたら、それはそれでショックだった。トオルという人間が変わるターニングポイントで、これ以上劇的な演出は無いと感じたのにそれが無いという意味でも、数少ない涙目の福田さんを見ることが出来るのに、という超自分勝手な意味でも。

そして「おや?」という疑問が拭えないまま東京公演が終わり、大阪公演が始まった。主演舞台で東京(つまりホームグラウンド)以外で公演が出来るというのは、彼ら四人の成長の表れだと思う。しかも「あの」梅田芸術劇場シアタードラマシティだ。しっかりと爪痕を残してほしいと念じ、大阪初日は遠い西の空を眺めていた。

実際にわたしが観劇した大阪公演は19日(土)の夜と、20日(日)の昼、つまり前楽と大千秋楽の二公演だった。これがびっくりするくらい良かったのだ。あくまで個人T期には、だが。もちろん東京公演から手を入れていたのかもしれない(個人的な東京楽は早々に終えていたので終盤のほうは分からない)し、本当に大阪公演からなのかもしれないが、台詞や動きが増えていたり分かりやすくなっている部分が多く、話の筋がより一層通っているように感じた。どうしてこういう流れになるのか、という部分がすんなりと納得できるのだ。個人的には東京で観ていた時には最後のオチへの流れが力技だと感じていたのだが、その部分も軌道修正されているように思った。

そして、福田さんの涙目も完全に復活していた。というか前楽の表情や演技が今までで一番良かったのではないか、と思っている。悔しさを抑えきれず、大きな声を出すことでしか解消できなくて。そんなことをしても意味など無いときっと聡いトオルなら分かっているだろうに、彼にはそうするしか術が無かった。その後の土下座だって、あれは彼の本心だったに違いない。悪いと思った時にはきちんと謝ることが出来るのに、今まではうず高くそびえ立っていた自分自身のプライドが邪魔だったのだろう。他人のせい、世間のせいにして逃げていたのに、もはや彼には誰のせいにもすることが出来ない状況となってしまったのだ。もちろん監督のせい、会社のせいと言うことだってできただろうに。きっと実際は「いい子」なはずなのだ。なおかつトオルは「申し訳ありませんでした」と言った後に「ゆるしてください」とも付け足していた。わたしはここがトオルの本質だと感じている。何だかんだ言って小心者なのだ。小型犬ほどよく吠える、という例えをわたしは聞いたことがあるがトオルもそれだ。怖いから、最初に言葉で武装しておく。そうするとそれに圧倒された相手が引いていく、すなわち孤立にも繋がりかねないが、おそらくそのせいもあってトオルは自分の居場所を欲していたのだろうと思う。だから「俺の存在が必要ってこと?」という台詞が効いてくるのだ。ダイスケにレーシングチームに誘われた時、あくまでポーカーフェイスでいたいのに口角が上がっていた(という演技をしていた)のをわたし達は見逃していないのだから。

大千秋楽後、カーテンコールでの挨拶。「リーダー、一言」と辰巳くんに話を振られた福田さんが「一言!」とだけ言ってマイクを回そうとしていた。感謝している人に足を向けて寝られないから、僕たちは立って寝ているとも言っていた。こういうことも彼なりの照れ隠しの一つなんだろうと思う。それが福田さんのキャラクターでもあるし、真面目な言葉で語る日が来たらそれはこちらの心臓が持たなくなってしまうから、わたしはそのままでいてほしいと思っている。またふぉ~ゆ~が他の共演者の皆さんに愛されているのが実感できてとても嬉しかった。林田さんの2ショットの話、唯月さんの「お兄ちゃん」呼び、徳馬さんのクリスマス公演の話。まさしく七人で、そしてスタッフの皆さんで作ってきた舞台なのだ。そしてこの四人は愛されるべき人たちなんだ、可愛がってもらうべき人たちなんだ、そして可愛がられる方法を知っている人たちなんだ。じーんとそんな勝手な思いに自分で感動しつつ、わたしはドラマシティを後にした。よく晴れた日曜日、千秋楽に似合いの日だと思った。

わたしが全体を通じて感じたのは、以下のツイートに集約されている。まだ東京楽すら迎えていなかったのに、我ながら重く受け止めすぎだと思う。

トオルはこれから良くも悪くも他人の人生に関わっていくのだと思う。新たな仲間たちと迎える、新たな生活が待っているのだ。今まで味わうことが無かった感情をたくさん味わい、反芻し、きちんと自分のものにしていってほしい。もちろんあのラストシーンから先は、(今までの勝手な妄想を棚に上げますが)こちら側の想像でしかないけれど辛苦を舐めあい、喜びを分かち合ってくれるはずだから。

初日と大千秋楽で舞台の印象が変わったと最初に書いた。それはもしかしたら福田さんの中にどれだけトオルが入り込んでいたか、ということにも所以するかもしれない。もちろん回を重ねるごとに、感情移入はより深く沈み込んでいくのだろうと想像はするけれど。とは言え、(とくに初見の)観客に対して序盤は嫌な奴だと思わせて、最終的にぐっと胸を詰まらせることが出来ていれば、それはきっときちんとトオルになっていたということだ。素晴らしいことだと拍手を送りたくなる。また今まで公にすることが無かった福田さんの中の引き出しを見せてくれて、本当にありがたいことだと思っている。わたしはそういう、知らない一面をどんどん見せてほしい。そしてそのたびに「してやられた!」と思いたい。打ちのめされて、また好きになりたいのだ。

 

 

以上が超主観的なREPAIRの感想だ。ここまで長くなるとは思いもしていなかったので、こんなところまで読み切ってくださった方がいるとしたら、その方に深くお礼申し上げたい。もし良かったらおそらく来年もこうしてポエムを綴っているので、またお目にかかれたら幸いだ。

 

「Can do! Can go!」についての個人的な覚書

「Can do! Can go!」には個人的に強い思い入れがある。なぜならわたしはいわゆる「黄金期」と言われていた、ジャニーズJr.が活動の幅を広げ始めたその時代を見ていたからである。

とはいえ当時小学生だったわたしには「ただ単に好きな曲」ということでしかなかった。好きなJr.が前で歌い、踊り、そして後ろに控えるたくさんのJr.たち。圧巻の光景だった。キラキラした色違いやまったくお揃いの衣装を着た笑顔の男の子たち。まさしく圧倒的なまでのアイドルの風景だ。Jr.がたくさん出てきてお祭り騒ぎのようなにぎやかな雰囲気が好きだったのだと思う。

今振り返ってみると、あの曲に囚われてしまった人は、わたしも含め数多くいるのではないかと思う。Twitterでもたまにそんな日を見かける。何かで過去の映像が流れたとか、その曲を耳にしたとか、タイトルを見かけたとか、そういう時に発作のようにこじらせている人もいる。わたしもそんな一人だ。

余談だが果たして今そういう曲があるかと聞かれると分からない。それは「あの曲がどうのこうの」と言いたいのではなく、「あるかどうかが分からない」ということなのでご了承願いたい。何せわたし自身いま熱を入れて応援している人(簡単に言うと「担当」である)も、もれなくその「あの頃」に活動をしていた人だからだ。「ザ・少年倶楽部」をなんとなく見ている程度では、今の状況はよく分からないというのが所感である。乱世だなぁと思うくらいだ。

話が逸れてしまったが「Can do! Can go!」の話である。そもそもなぜこんな話をし始めたかというと、V6が先ごろまで行っていたツアーにて、コンサートのMC中で「Can do! Can go!」の話をしたというレポを読んだからだ。

曰く、V6の持ち曲にもかかわらず彼ら自身が歌うと「どうしてJr.の曲を歌っているんですか?」と不思議に思われるとのことだった。そしてそんな話が定期的に持ち上がっているということもその時に知った。実を言うとわたしも黄金期当時はV6の曲ということを知らなかったので、V6の曲だと知った当初は無知な自分を恥じ入った。毎週のようにJr.が歌って踊っているところを見ていたので、もはや擦り込みの記憶だったようだ。

しかしV6自身はその話について憤るわけでもなく、呆れるわけでもなく、笑って話していたという。「笑ってごまかした」と歌詞にはあるが、そういうことでもないようだ。そんな話もあるよね、程度に思っているのだろうか。腹の内は分からないが、嫌な話になっていないならファンとしては安心する。これから先もV6はもちろんのこと、今をときめくJr.のみんなにも大切な曲として歌い継いでいってほしい。

そろそろ本題に入るが、前提としてわたしの担当は「ふぉ~ゆ~」の福田悠太さんだ。応援するようになったのは2014年からなので日はまだ浅い。しかし自分なりに彼のことを調べたり、過去の映像を見たりしてある程度の会話には困らないくらいのネタは頭の中にしまいこんである状態だ。そして福田さんは「黄金期」と呼ばれていた時代に既にジャニーズJr.としてテレビに出ていた。つまりわたしはその頃から福田さんのことを見てはいたのだが、記憶にはほとんど残っていなかった。まあ「担当とわたし」の話は今回は置いておいて、ふぉ~ゆ~の話だ。

このブログを読んでいる方の多くはご存じだろうが、ふぉ~ゆ~は皆ジャニーズ事務所に入所してから15年以上が経っているベテランたちだ。とくに福田さんは先のジャニーズウェブの大幅なリニューアルによりページが独立した諸先輩方に次ぎ、入所からの年月が長い人だ。つまり彼らは皆、「黄金期にCan do! Can go!を歌って踊っていた人たち」である。彼らのことを「黄金期を知る最後のJr.だ」と称している方もいらっしゃったし、話題に上ることを担当として嬉しいと思う反面、切ないような悲しいような色々な思いが巡ってしまう。

そんな彼らが「Can do! Can go!」を歌う機会があった。それがシアタークリエで毎年4月~6月の間に行われる「ジャニーズ銀座」である。

ふぉ~ゆ~は2013年から毎年単独公演をそこで行ってきた。その公演の間で必ず歌われ続けている曲の一つが「Can do! Can go!」だ。長い間彼らを応援してきた人はもちろん、当時は今の嵐や関ジャニ∞タッキー&翼のことが好きでそこから「降りてきた」人たちにもイントロが流れ出した時点で心に突き刺さっただろうと思う。わたしは後者の立場ではあるが、2014年に聞いた時とてつもない興奮を覚えたことは記憶している。しかしその年は歌うだけで踊ってくれなかったのだ。それが非常に残念でならなかったが、色々事情もあるのだろうと公演から2ヶ月くらい経ってからやっと諦めがついた。我ながら諦めが悪い。ちなみにそれがわたしにとって初めてのふぉ~ゆ~クリエだった。

そして2015年のクリエ公演は最終日まで歌うことは無かった。2014年では「今の僕たちにぴったりなんです」、「僕たちの曲みたいなものです」と語っていたのに、1年間で心動くようなことがあったのだろうかと思っていた頃のことだった。

そのイントロが聞こえたのは、最終日の、しかもダブルアンコールだった。

興奮が爆発したふぉ~ゆ~ファンの黄色い歓声が会場内に響き渡った。あれは歓声というか叫び声に似たものだったのかもしれない。わたしは驚いて声も出なかった。「まさかここで」、「このタイミングなんて」、と会場内を走り回りながら歌う4人(厳密に言うと福田さん一人)の姿を見つめながら言い知れぬ興奮が胸から湧き上がっていた。大好きな曲を大好きな人たちが歌う感動とは、こうもたまらないものなのか、とペンライトを強く握りしめるばかりで、まともな表情なんてしていなかったと思う。実際に泣きはしなかったけど、心の中は大号泣だった。心が大波を立てていたところで、さらに堤防が決壊することが起きた。

踊ったのだ。一番最後のサビだけではあったけど、ふぉ~ゆ~はあの時の振りのまま、ステージ上で踊ってくれたのだ。

声にならない叫び声が上がって、目頭が熱くなった。そして「ずるい」と思った。誰がこのタイミングでこの曲をやろうといったのかは分からないけれど、その人は天才的な空気の読みっぷりだし、そしてわたしは2014年のクリエと比べると段違いに4人のこと(というか福田さんのこと)が好きになっているので、胸がぐっと詰まる感覚も1年前より苦しかった。

自分のTwitterを探したらこんなことを言っていた。まさしくその当日のつぶやきなので、これがその時のリアルな感情だ。

あの瞬間はただただ興奮と感動が込み上げるばかりでうまく言葉にはならなかったけれど、その理由はまさしく「「Can do! Can go!」でこんな感情を引き出せるのは、ふぉ~ゆ~しかいないから」だと今は思う。そう言うと語弊が生じてしまいそうなので、あくまでわたし個人は、という注釈を付け加えておきたい。曲への思い入れは人それぞれだ。各々の感情は尊重させていただきたい。

「あの頃」のことを知っていて、「あの頃」も前のほうに居たことがあって、そして「今でも」ジャニーズJr.として活動している4人組。そして4人とも同じような経験をしているというのが個人的には胸に迫る、何か、がある。その何かは色々が綯い交ぜになっていて、その長い年月の中の経験を振り返ったり、おそらく4人とも一度はあっただろう人生の決断のことを勝手に妄想したり、そして今このステージに立っていてくれるという感謝であったり、またその日は「月末にお知らせができる(=「壊れた恋の羅針盤」にて初主演決定)」が発表されたこともあり、この先への期待が出来る喜びであったり、そういう思いが詰まっている何かである。

今の僕等の年令が
あの頃は 大人に見えた
だけど 大してなにも
変わっちゃいないよね

だから 怖がらないで
誰だって きっと同じさ
君の夢は 必ず 輝くから

あきらめることなら
いつでもできる時代さ
だけど僕は
君に逢うまで あきらめない

上記はいわずもがな「Can do! Can go!」の歌詞の引用だ。青春の恋の歌のはずなのに、どうしてかアラサージャニーズJr.のふぉ~ゆ~にもぴったり当てはまってしまう「Can do! Can go!」という不思議な曲。先輩の曲を歌うというのは、基本的にJr.にしか許されていないことだ。デビューすると色々大人の問題があって、なかなか歌えないように感じている。だから今のジャニーズJr.にはここぞとばかりにたくさん歌って踊ってほしいと、懐古厨であるわたしは思って止まない。

ふぉ~ゆ~にもこのクリエ公演の後、彼らだけの歌というのが2曲*1用意された。それは今いる立ち位置からの脱却に近付いているということなのかもしれないが、ゆっくりでも明るい未来に進んで行ってくれているとならわたしはそれで良いと思っている。4人で歩幅を合わせてくれたらそれで良い。そして時折この曲の存在を思い出して、たまに歌って(なおかつ踊って)くれると嬉しい。

さあ、新しい世界へ行こう!

*1:「どしゃぶりヒーロー…Always ふぉ~ゆ~」、舞台「壊れた恋の羅針盤」のテーマソング(正式タイトル不明)